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人生の計画を作ってみよう!⑥

time 2012/02/09

FPだんのです。本日もFMあまがさきさんで
パーソナリティの川畑登喜さんと話をさせて
頂きました。
本日は「人生の計画を作ってみよう!」の6回目、
最終回でした。
本日お話させて頂いたのは「人生の予算(計画)を
つくると分かること」についてです。
人生の予算をライフプランといいます。
このライフプランを作るのは結構大変(簡単にできて
しまうライフプランはライフプランではないと私は
考えています)なのですが、作ることで2つ、分かる
ことがあると思います。
①支出の「総額」が分かる
 例えば、ご主人様の年間のお給料の振込額が
 600万円で、現在40歳、60歳が定年だとすると
 600(万円)×20(年間)=12,000万円
 1億2千万円、合計で振り込まれます。これに
 退職金が1,500万円あるとすると合計で13,500万円
 になりますね。
そして、ここで突然問題です。ご夫婦でご主人様の
定年時に500万円の超豪華海外旅行に行く(A)のと、
毎週1万円、家族で外食に20年間行き続ける(B)のと、
どちらが「総額」が高いと思いますか?
Aは500万円かかりますね。
Bは1(万円/週)×51(週)×20(年)=1,020万円
なんと、外食に行くほうが断然総額は多くなるんです。
そしてこの、「総額」で考えられるようになると、もう
1つ、分かるようになることがあります。
②「逆算」で考えることができる
 例えば、先ほどのご夫婦だと、収入の総額は
 13,500万円でした。このご夫婦が3,500万円の
 分譲マンションを住宅ローンを組んで購入し、
 月2万円の保険に30年間、入り続けたとします。
 分譲マンションの総額は管理費や固定資産税、
 住宅ローンの金利等を含めると…
 「7,000万円」になったとします。
 保険料は月2万円、年24万円なので、30年で…
 「720万円」となります。
もし購入前にこうした「総額」が分かっていると、
「本当に買っていいのか?」を検討することが
できるのではないでしょうか?
例えば、上記の例でいうと3,500万円の分譲
マンションを買うと、今後入ってくる収入の50%
以上が住まいにかかるお金として使うことに
なるのです。
こうした「総額で考える」「逆算で考える」という
「習慣」が身に付くと、「本当に必要なものに、
納得のいくお金を支払える」ようになります。
今は収入も増えにくく、支出は増え、預貯金の
金利が低い時代です。だからこそ、昔以上に
きちんとモノやサービスに対しての「目利き」が
必要な時代だと私は思います。
まずはそれぞれのご家庭の、収入の「総額」を
考えて頂ければと思います。
人生設計セミナーin姫路 2月12日
団野 修
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