ハウスインフォ・スタッフブログ

けんみんの…

time 2012/03/01

FPだんのです。いよいよ3月になりました。
これから気温の上昇と共に、景気もテンションも
上がっていってもらいたいと思います。
さて、タイトルは内閣府が発表した2009年度の
「県民経済計算」についてです。
いわゆる「一人当たり県民所得」について
ですが、1位の東京(390万円)と最下位の
高知(201万円)では、約2倍の開きがある
そうです。
これは、同じ価格の同じ商品を買う場合、
東京在住の人より高知在住の人の方が
2倍高く感じる、と言い換えられるかも
しれません。
それよりも私が気になったのは、全国平均が
1996年(16年前)の85%程度しかない
(1996年 322万円→2009年 279万円)
ことです。
16年も経って、平均所得は増えるどころか、
減っている…、このことはとても重要です。
県民所得の計算にはいろいろあるのですが、
いわゆる「平均値」です。この中には
努力して収入を増やしている方もいらっしゃれば、
理由あって収入が減ったり、失ったりされた
方も含まれます。
ただ、そうした変化はいつの時代もあります。
結果、「平均値」として減少傾向、という
ことは、「今の日本では普通に暮らすだけ
では、収入は増えない」ということだと
私は思います。
以前はこの現実に気付き、変化を得ようと
行動した人に恩恵があったかもしれません。
今後はこの現実に気付き、変化を得ようと
行動しない限り、衰える一方だと私は考えて
います。
私もついこないだまで、「気付かなかった」
人間の1人です。「自分はまだ増えている
から」とこれからの日本がキビシクなる、
という自覚すら希薄でした。
そしてキビシクなると気付いて2年、今では
大きな変化と安心を得ています。
これだけ所得が減少する時代でも「富裕層」
と言われる方はいらっしゃり、日本も確実に
格差社会の道を歩んでいると思います。
ただ、これからの「格差社会」は「経済的に
豊かな方と、そうでない方の格差が開く」
のではなく、「経済的に豊かな方がどんどん
減少し、そうでない方の底が下がる」のでは
ないでしょうか。
私は仕事を通して、ひとりでも多くの方に
「富裕層」とは言わないまでも、「お金
ごときに振り回されない」人生を歩んで
頂きたいと思います。
内閣府~一人当たり県民所得
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団野 修
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