「一級建築士」に騙されない！

「一級建築士」に騙されない！ちょっと過激なタイトルでしたね(^_^;)
今回は「一級建築士」と言う資格を持っているだけではダメですよと言うお話です。
私も一級建築士です。
でも決して建築家ではありません。
私は学生時代に建築デザインについて興味をもって勉強した記憶がありません。
当時は興味が無かったんですね(^^ゞ
その後、地元のゼネコンに就職しました。ゼネコンでは現場監督として現場管理を勉強し、その後現場で必要なの図面を書く設計事務所をしていました。
もし、知り合いが私に一級建築士を持ってるから家の設計して欲しいと依頼してきたとしても、私は出来ませんと答えします。
それは資格として「一級建築士」は持っていても、学生時代から今まで働いてきたキャリアに「設計経験」など無いからです。
ましてや設計センスが問われる「デザイン住宅」となると更に出来ません。
ですから、皆さんが建築家（設計事務所）を選ぶときは十分慎重に選んだほうがいいのではないかなと思います。
例えるなら「医師免許」と言う資格は内科、外科など取得後に専門分野に細分化されていきます。一級建築士も同じ様に専門があると思ってください。
よく依頼した工務店さんに「私の会社の一級建築士が設計するから大丈夫です！」と言われましたと聞くことがあります。
一般ユーザーは「一級建築士」という言葉だけで「万能」と思ってしまうのかもしれません。
でも、決して「一級建築士＝建築が何でも出来る」とは考えないでください。
では何を見ればよいのでしょうか？
私からのアドバイスとして最低下記の事ぐらいは確認してください。
１、独立してから今までどんな仕事をしてきたのか？（設計した家を見せてもらう）
２、独立する前はどんな事務所に勤め、どんな仕事に携わってきたのか？
３、人柄や性格は？
他にも気にしないといけない事がたくさんあると思いますが、せめて夢のマイホームを依頼する建築士にはこのぐらいの事を確認してみてはいかがでしょうか。
福永義正