2019/08/24
先日、家の打合せをしている時のお話です。
ローンを組むという事は「悪い事」だと今まで思っていたと言われました。
確かに無計画に何でもかんでもローンでと言うのは良くありませんが、人生をしあわせに過ごす為にローンを利用するというのも一つの手段として知っておく事が大切です。
特に住宅ローンは「家族のしあわせ」を考えた時に、ほとんどのご家庭で利用したいローンの一つです。
極端な例で比較してみましょう。
Aさん30歳(奥さん+子ども)
35年後に3500万円の家を現金で買う為に4万円の古いアパートに住みながら8.5万円の貯蓄をしていきます。
Bさん30歳(奥さん+子ども)
住宅ローン(金利2.3%)で3500万円で家を購入し35年後に完済。
このAさんとBさんを比較した場合、固定資産前等を考慮すると住宅ローンを組んだBさんの方が支払いが多いです。
単純に支払い総額だけを考えると、やはり住宅ローンは「悪」なのかもしれません。
しかし、Bさんは住宅ローンで購入した家で家族の成長を楽しんできたのではないでしょうか。
家族と購入した家で過ごした時期を考えると決して住宅ローンは悪では無いと私は考えます。
ローンは最初に使い、最後に支払いが終わるという仕組み
貯蓄は最初に貯めて、最後に使うという仕組み
実はどちらも「悪」ではありません。
せっかくの便利な仕組みを自分達のしあわせに合わせてタイミング良く使う。
基準を家族のしあわせに合わせると家づくりに失敗はありません(^_-)-☆
次回は「繰り上げ返済は本当に得か?」を書いてみたいと思います。
福永義正