涼しい居間

今年の夏は暑かったですね。やっと秋を感じられるようになってきました。
そこで去年リフォームした自宅の夏の感想を書いてみます。
まず私の家のリビングは和室です。リフォームするときに明るく開放的なリビングをイメージして造りませんでした。
お客様から開放的なリビングを良く要望されるのですが、私はどちらかと言うと少し内向きなリビングが好みです。
イメージで言うと、古い家の田の字の和室。

夏はちょっとうす暗く、畳に寝転ぶと風が流れてちょっと涼しい。そんなリビングをイメージしてリフォームしました。
結果から言うといい感じに出来上がったと思います。
吹き抜け上部に窓があり、冬は太陽高度が低いので良く陽が入りリビングは明るく、夏は庇で太陽がカットされちょっとうす暗さを感じる心地よい空間になっています。リビングからつながるダイニングは開放的で明るい空間に仕上がっていて、その対比で何となく居心地の良いリビングに仕上がっています。
明るい開放的なリビングもいいですが、こんなリビングもお勧めです。

家づくりは良く「仕様」「性能」「機能」ばかりに目をとらわれがちです。
しかし、住んでみると「住み心地」の重要さに気付く方が多いです。
最近ではスマホで家の電気が付けれますとか、消費電力を確認できますとか機能を売りにする会社も多く見かけます。
家づくりをお考えの方は家族でどんな住み心地の家にしたいか一度話し合ってみてはいかがでしょう。

福永義正