ハウスインフォ・スタッフブログ

『視線が抜ける窓』

time 2015/10/01

昨日に引き続き、窓のお話をもう一つ。
窓には光を取り入れたり、空気を入れ替えたり、景色を眺めたりと、いろんな目的があるのですが、
今日の写真の窓の目的は
「視線の抜け」です。
部屋の隅に窓を設けて視線の抜けをつくると人は広さを錯覚します。
写真の部屋は決して広いとは言えない和室ですが、部屋に入ってみると実際の面積より広く感じます。
それは意図的に部屋の隅に窓を配置し、視線の抜ける場所を造っているから。
図面上の数字だけではなく、ちょっとした工夫で広く感じさせる事も大切です。
ただし、コーナーに綺麗に窓を設置するには少し技術が必要なんですけどね(^_-)-☆

写真は物件番号376 西今宿の家
写真は決して大きな和室ではありませんが、天井、壁に沿って窓を配置する事で狭さを感じさせない工夫がされています。
設計 大西憲司設計工房
プロデュース ハウスインフォ

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