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『固定金利?変動金利? その2』

time 2015/11/14

固定金利と変動金利の選択で、最初は安い変動にしておいて、上がり出したら固定に変えるという方がいらっしゃいます。
しかし、この方法には危険が伴います。
それは固定金利と変動金利の動きはそれぞれ違う「基準」で金利が変動するからです。
固定金利は長期金利(10年物国債利回り)を基準に「毎月」変わります。
変動金利は短期プライムレート(政策金利が基準)をもとに「年に2回」見直されます。
簡単に説明すると基準も見直しのタイミングも違うものを、上がり出したら変えるというのは非常にタイミングが難しくなります。
特に先に固定金利が動くので、今の低金利の状況で変動金利が上がり出した時にはすでに固定は上がってしまっているという事も考えられます。
一般の方で普段から、国債の利回りや政策金利を気にしながら生活している方がいるでしょうか?
住宅ローンの支払いは長期にわたります。利用にあたって大切に考えて頂きたいのは、将来を見据えた計画をもつ事だと思っています。
そう考えるのであれば、固定金利で支払いを確定させ、支払額をライフプランに盛り込んでおけば金利に右往左往する事も無くなります。
住宅ローンを少しでも少なく支払いたい気持ちは理解できるのですが、避けられるリスクは最初から背負わなくてもいいと私は考えています。

★写真は物件番号351 豊岡市の家
薪ストーブと洋酒をゆったり楽しみたいという要望で作られたリビング棚には洋酒が並べらています。
設計 懐建築工房

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