『チリ（散り）』

time 2016/09/24

チリってご存知ですか？
ごみのチリじゃないですよ。
建築用語でチリ（散り）とは
サッシについてる額縁と壁面の段差の事などを指す言葉です。

私が就職したての頃、ゼネコン時代には洋間は10mm、和室は15mmと画一的に教えられました。
しかし、建築家はチリで空間の見え方が変わるので何ミリにするかを検討しています。
施工側としては10ミリ、15ミリとある程度チリはある方が施工しやすいです。
でもスッキリ見せる為には小さいほうがチリによる影が少なくなりすっきりとした空間になります。

スッキリと魅せるためには、ほんの数ミリのコダワリがとても大事になります。
小さな積み重ねを大切にするから空間は美しく出来上がります。