ハウスインフォ・スタッフブログ

『すべては施主の為』

time 2016/11/26

昨日の建具の話のつづき
既製品建具の良さもあるのですが、
何故、建築家は既製品を使いたがらないのでしょうか?
オーダー建具を利用するとオリジナリティが増すという事もあります。

しかし、ほかにも様々な理由があります。

寸法を自由に作れるので不要なソデ壁や垂れ壁をなくすことができます。
既製品ではほぼ形状が決まっている建具の枠を自由に作れます。
そうする事によって空間にマッチした仕様であったり、
チリと呼ばれる壁との段差を自由に設定する事ができます。
またレバーハンドルや引手、取っ手などを工夫する事で、空間のデザインに統一性を演出することができます。
ほかにもいろいろあると思いますが、私が挙げた理由は施主の要望に含まれていない事がほとんどです。
では何故そこにこだわるのか?

それは施主のわからない事にこだわる事で、最終的に施主を魅了する素晴らしい空間が出来上がるからです。

今年の流行語風に言うと

すべては施主ファーストです。

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★写真★ 物件№277 香寺町の家
設計 川添純一郎建築設計事務所
プロデュース ハウスインフォ

小冊子『失敗しないデザイナー住宅の建て方とは』
家づくりの前には一度読んでみるといいですね。

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