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基礎工事のあとに雨って大丈夫?

time 2007/05/28

基礎工事の間、天気の良くない日が続きコンクリートを流し込む日は晴れていたけど・・・まだ基礎のコンクリートも固まっていないと思うのですが、そんな時に雨水が混じってしまっては基礎の強度が落ちるのではないかなぁ?と心配の声をよく聞きます。
実際は・・・
雨が当たるのは表面だけなので問題はありません。
内部の乾燥を防ぐために水を撒くこともあります。コンクリートは、セメントと砂、骨材、水を混ぜ合わせてつくります。型枠の中に流し込む作業(「打設」といいます)のあと、10日ほどで型枠を外し、次の工程に移ります。型枠を外すまでの期間は、平均気温20℃以上の場合4日、20℃~10℃以上の場合は6日となっています。コンクリートの強度を左右するのは、セメントにたいする水の割合。硬化作用とは、水とセメントの化学反応によるものだからです。水の割合が標準より大きくなると軟弱なコンクリートになります。実際の現場では、水とセメントが6:10くらいが多いようです。したがって、打設中に雨が混入すると、水っぽいコンクリートになります。硬化と同時に水分の蒸発も始まり、ヒビ割れが生じる危険も。ただし、打設が終了すれば大丈夫。雨水は表面にたまるだけで、コンクリート全体には浸透しません。逆に晴天が続くと、化学反応を促進させたり、過度の乾燥を防いだりするため、水を撒くこともあるくらいなのでご安心ください。

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