ハウスインフォ・スタッフブログ

設計監理費用 その5

time 2007/06/06

その4の続き・・
その4では設計監理費用のうちで、一般にお客さんから見てわかりにくい、工事監理と見積り徴収・査定について書いてみました。今回は設計作業について書きたいと思います。お客様と話していて私たちが考える設計とお客様が考える設計に大きなへだたりを感じることがよくあります。お客様は平面図が出来上がったら後は材料(床材、壁材、サッシュ、ドア)などを選ぶだけと思っている人が殆どかと思います。私たちが言う設計作業は、平面図を考えることでしょうか?もちろん平面図を考える事は設計の大きな仕事です。しかし私は、本当の設計はそこからが本番のような気がします。お客さんの為に、それぞれの部屋に様々な演出やシーンを与えていきます。それは完成したときに、お客さんに驚きや感動を与えるために建築家は仕事をしているように私には見えます。建築家の設計作業は一般の人が考える以上に繊細で細やかな作業です。住宅は平面図と立面図だけでも出来上がります。それを何十枚も書くのは、それだけ書かないと建築家の考える住宅が出来ないからです。その設計の手法は、今後このブログで少しづつ書きたいと思います。設計監理費用は、そんな詳細で繊細な設計作業と、工事金額の調整、工事監理、全てをまとめて全体工事費の約10%前後となっています。設計監理費用の不思議な所は、設計監理で家を建てたことがある人の殆どが「設計監理費用は高くない!」と言ってもらえることに尽きると思います。どうですか?長くなってしまいましたが、設計監理費用について少しは理解いただけたでしょうか?

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