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市街化調整区域でも家を建てる事ができるのか?

time 2007/06/11

今日はちょっと難しいテーマです!

まず市街化調整区域とはなんでしょうか?簡単に言うと住宅の建築が禁止とされている地域の事です。市街化調整区域の土地は、相場よりかなり安く、周囲の環境も良いですが、注意点はないのでしょうか?

都市計画法による許可が下りれば可能。ただし建築規制や融資条件が厳しい場合が多いので注意が必要です。市街化調整区域は、原則的には「市街化を抑制する区域」。一般の人が住宅を建てることができません。ただし従前から住宅のあった敷地であれば、通常の確認申請だけで新築や増改築が可能でした。これが「既存宅地」と呼ばれる制度です。しかし、その後2001年に法改正があり、既存宅地の制度が廃止され、都市計画法の許可を受けないと新たに建築することが出来なくなりました。

現在では自治体ごとに基準が設けられ、それに合致する宅地に関しては開発審査会による許認可が行われています。 ただ、自治体の基準をクリアしていても、許可が下りるとは限りません。許可が下りても建物用途や、規模にも厳しい条件が付けられることもあります。そうした土地の場合、金融機関も担保としての評価をしてくれないケースもあり、融資が下りなかったり、減額されたりすることもあります。将来の売却するときにも売りにくいですね。もし、それでもその土地を購入されるのであれば、「一定期日迄に建築の許可が下りない場合には契約を白紙解除する」といった内容の特約条項を売買契約書に盛り込む方が良いでしょう。

他にはライフライン(上下水道・ガス・電気)が前面道路まで来ているのか?もし来ていない場合は、自己負担で敷地までの引っ張って来ないといけないかも知れません。せっかく格安の土地を手に入れる事が出来ても水道が通っていないと、住むことが出来ませんからね・・・(苦笑

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