ハウスインフォ・スタッフブログ

人生の計画を作ってみよう④

time 2012/02/01

FPだんのです。先週水曜から日曜まで、研修で
広島へ行ってきました。約半年ぶりに師匠や
先輩と直接会って話をすることができ、気持ちと
知識を一新することが出来ました。
25日は研修直前だったのですが、FMあまがさきさんで
「1ヶ月の予算を作ってみよう」という提案を
させて頂きました。ポイントは「貯蓄額を先に
確保する」ということです。
多くの方はやりくりをした結果、「今月は○万円
残った」や「今月は赤字だった」となっておられる
と思います。
そこで最初に○万円貯めると決め、残りをいかに
「やりくり」するかを練習し続けることで、貯蓄を
するクセが身に付きます。
みんな貯蓄はしたいと思っておられますが、
なかなか出来ないのは貯蓄の優先順位が低いから
だと私は思います。
ラジオでお話した「1ヶ月の予算の作り方」は以下の
通りです。
①予算を実行する期間を決める 
(例:1月25日から2月24日、2月1日から2月29日、等)
 また、その日の貯蓄残高(お財布の中身も含めて)
 と、予想収入額を書き出しておく
②1ヶ月の貯蓄目標額を決める
 決めた貯蓄額は手をつけない
 ようにしておく(別口座へ移す、封筒に入れて保管
 する、等)
③引き落としの支払金額をざっくり把握する
 (保険料、携帯代、住宅ローン、分譲マンションの
  管理費等、水道光熱費、クレジットカード支払、
  習い事の月謝、など)
④①の期間に行う「特別な」イベントの予算を確保する
 (節分や誕生日、結婚記念日、等)
⑤家族のお小遣い、家族それぞれが使うお金を確保する
 (ご主人様お小遣い、お化粧品代、美容室代、お子さんの
  お小遣い、等)
⑥①の予想収入額から、②~⑤の合計を引いた金額を、
 ①の日数で割った金額を「1日あたりの生活費」とする。
②~⑤の合計が赤字になる場合は、②、④、⑤を調整する
必要があります。また、①の期間は1ヶ月間にする方が、
分かりやすいと思います。
以下に具体的な例を記載します。
例)夫30歳、妻28歳、お子さん6ヶ月の予算
①1月26日~2月25日で実施。
 貯蓄額は150万円、うち収入が30万円。お財布の中身は0円
②貯蓄額5万円を設定。5万円を別口座へ移す
③光熱水道代は1.5万円、携帯、ネット、新聞代が2万円、
 カード払いが2.5万円、家賃が7万円(合計13万円)
④子供の誕生パーティーと節分費用で1万円。衣類の購入費で
  1万円を確保(合計2万円)
⑤夫小遣い2万円、妻化粧品代1万円、子供にかけるお金5千円。
 母子の平日の交通費、交際費で5千円(合計4万円)。
⑥②~⑤の合計は24万円。収入が30万円なので6万円が1ヶ月の
 生活費。1日あたり約2,000円。
つまり、このご家庭は1日当たり2千円で生活すると、5万円を
貯めることができます。
予算をたて、「やりくり」を練習することで貯蓄を増やすことが
できます。予算をたてないと先の見えない節約をしたり、
不安、不満が溜まります。
今回は「1ヶ月の予算」でしたが、次回は「人生の予算について
考える」について話したいと思います。予算をたてる習慣を
まずはもつことで、少なくとも今よりは不安や不満が和らぐと
私は思います。
人生設計セミナーin姫路 2月12日
団野 修
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