208-姫路市香寺町の家







208-姫路市香寺町の家


【建物概要】
大人の居場所、子供の居場所、要求が少しずつ違う中でそれぞれの関係とボリューム等を違えて混在させ、出来上がった約35坪のこの住まいは、地元ひょうごの木を活かした建物でもあります。広いデッキとバルコニーを持つ南面は、暑い陽射しを遮る庇のある縁側とサービスコートが繋がります。北側には車2台分の駐車スペースから雨に濡れずに移動できる玄関ポーチがあります。小さな玄関を抜けると、心地良い開放性のある空間が迎えてくれます。木の香りがやわらかく広がる空間は、ぐるっと回る、するっと仕切る、パタッと渡る、そのような仕掛けを持たせながら、大中小と空間が変化したり、こちらからあちらへといった行動が可能となる楽しみも併せ持ちます。仲の良いご家族にぴったりで、落ち着いた天井の高さで視線が下がり、座ったり横になったりして1日ぼーっとするのに最適な住まいです。


設計監理:芦田成人建築設計事務所
施工:(株)大喜建設
写真:玉森建築写真事務所