スケジュール管理とタイミング調整のハードル

建築家との家づくりには時間がかかります。土地探しの期間、 設計期間、工事期間それぞれの作業がハードルなのですが、それに加え住宅ローン手続きのタイミング、各種申請のタイミングを自分で調整する必要があります。
実際、何から始めていいのかわからずに断念したという方もお多く見かけます。

　資金的なハードル
■住宅ローン

住宅ローンの手続きを自分で行う必要があります。住宅ローンの手続を自分でする事は可能ですが、デザイン住宅の場合、一般的な工務店や住宅メーカーに依頼するよりも支払いの回数が多く、タイミングも難しいです。
その上、ネットで金利を調べて住宅ローンを申し込むと、実は支払い回数が対応していなかったり、そもそも自身の計画では使えない住宅ローンだったりします。その見極めの難しさから断念というパターンもあります。

■自己資金と住宅ローンの支払い調整のハードル
全て現金で計画を行うのであれば問題はありませんが、自己資金と住宅ローンを併用する場合はそれぞれを振り分けする必要があるのですが、住宅ローン手続きの遅れや、そもそも住宅ローンが最後まで決済できない等、調整が非常に難しい場合があります。調べれば調べるほど無理に思えてくるのが資金的なハードルです。

　土地探しのハードル

建築家との家づくりの場合、土地は自力で見つける必要があります。建築家が不動産業者を紹介してくれる事もありますが、資金的な事もプラスされ非常にハードルは高くなります。
そして、幸運にも気に入る土地が見つかったとしても、完全な予算オーバーで結局建築家には依頼できずローコスト住宅になってしまったという事もよく見かけます。

　建築家探しのハードル

建築家はインターネットで手軽に探せます。しかし、家は家電や自動車と違い完成品を買うわけではありません。多くの人が携わり造り上げるものです。建築家の作風以上に人柄のマッチングが重要になります。作風だけで依頼してしまい人間関係が上手くいかず計画がとまってしまったという話もよく聞きます。

　予算調整のハードル

コダワリのデザイン住宅の場合、建築家に設計してもらった後、工事業者を選定して見積り書を作成してもらいます。この段階で大きな予算オーバーになり計画が進まなくなったというパターンも多く見かけます。
ここまで来てしまって予算オーバーという問題が発覚した場合、渋々予算をアップしてでも計画が進めばまだいいのですが、住宅ローンの上限で収まらず一から計画をやり直しという事も多々あります。

　工事業者選定のハードル

コダワリのデザイン住宅の場合、工事業者の選定も細心の注意が必要です。一般的な住宅しか手掛けていない工事業者に依頼すると、設計通りの建物が出来なかったり、手慣れているからと言っても予算に収まらなければ意味がありません。近場でコダワリのデザイン住宅を適正価格で手掛けてくれる工事業者を探すのは意外に難しいです。