293-加古川市平荘町の家
【建築家コメント】
ユニークな外見はデザインのためだけでなく、内部空間の豊かさと機能性を兼ね備えています。特に突出した屋根部分は、LDKの天井を同形にし、広がりのある空間を演出すると共に、気積を抑えることで空調面でも有利に働きます。さらに通常、吹抜けに出てくる大梁を、構造計算により取り外すことで、3.7ｍある天井高さを可能な限り満喫できる計画としました。浮遊感のあるペンダント照明が印象的です。外部･内部とも「ストライプ｣をコンセプトとし、至る所でのディティールを上から下まできっちり作り上げることで、全体に統一感のある建物となりました。 大地に、力強く佇む家であってほしいと思います。
設計監理：(株)オオタ デザイン オフィス
施工：長嶋建設
写真：玉森建築写真事務所