401-Block house







401-Block house


【建築家コメント】
敷地は南に道路が有り、主にこの面に対しプライバシーの確保が求められました。建物は箱形の南側に、外皮となる壁が1枚追加された形状です。外皮の壁と建物との隙間は半外部空間であり、南の庭と建物の間にあります。この半外部空間が、室内と道路との距離感を生み出し、よりプライバシーの確保につながる物と考えています。プロジェクトのタイトルとなっているblockは、外部からのプライバシーをblockするを引用しています。内部は2階の床のレベル差を利用したスリットを介し、LDKから2階のスタディルームへ空間がつながります。熱環境を保つため、スリットにはFIXガラスと引き戸を設けています。各所に変化のある空間のある住宅が出来上がりました。


設計監理:川添純一郎建築設計事務所
施工:(株)須々木工務店
写真:冨田英次写真事務所