ハウスインフォ・スタッフブログ

キャリアアップセミナーをさせて頂きました

time 2012/03/17

FPだんのです。本日は姫路でいつも
お世話になっている株式会社ハウスインフォ様の
主催で、「女性のためのキャリアアップセミナー」
を開催させて頂きました。
参加者は全員で6名。これは場所の都合もあって
結構予定通りの人数となりました。
今回は少人数開催だったのですが、参加された方に
話をさせて頂いて気づいたことは2つあります。
1つは「1ヶ月の支出」をきちんと把握されて
おられる方が少ないと感じたこと。
私は独り暮らしの時は1ヶ月の支出は大体把握して
いました。
また、結婚してからは妻が家計簿をざっくりですが
付けてくれていますし、開業してからは開業にかかる
経費はしっかり管理しています。
「支出の内容」を把握すれば改善のきっかけが
みつかります。また、そこに知識が加わればさらに
効果は高められます。
2つ目は「預貯金は安全」と思い込んでおられる方が
多いことです。
預貯金は確かに「元本保証」ですが、「生活保証」
ではありません。
その理由は2つあり、1つは銀行が破たんした時、
1000万円までの預貯金は「保護」はされますが、
すぐに引き出せるのは「60万円」だけです。
つまり、破たんした銀行にしか預金をしていない
場合、60万円で当面は生活せざるを得ないのです。
2つ目は「預貯金金利」は「物価上昇」に勝てない、
ということです。
例えば消費税。2015年から現行の5%から10%に
なった場合、預金は3年で5%も増えません。
つまり、今の105万円の預金は、2015年には
105万円のモノは買えなくなるのです。
他にはガソリン代。円安等で上昇した場合、預金
金利ではガソリン代の上昇を賄うことはできません。
預貯金は「換金性(流動性)」には優れているので、
多少は必要です。でも、「金融商品」としては
役に立たず、「必要性低減の生活予備資金の保管場所」
として活用すべきものです。
金融資産が預貯金だけ、という方は食材を全て
まな板の上に出したままで、冷蔵庫も冷凍庫も
使っていない状態に近いかもしれません。
私も数年前まで預貯金しかありませんでした。
今はしっかりと時間別管理を行っています。
ほんの少し知識が得られれば、ほんの少し行動を
変えられれば、長期的には大きなゆとりを得る事も
可能です。
団野 修 プロフィール

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