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住宅ローンで頭金を入れてはいけない訳「金利推移」

time 2019/07/30

ここ30年での金利推移って考えたことありますか?
平成元年ごろの住宅ローンの金利はバブル経済の影響もあり変動が大きい時代でした。
4%ぐらいから最大7%ぐらいの時期もあったと思います。
仮に6%で500万円住宅ローンを借りたとして、35年間で返済した場合、総額いくら返済すると思いますか?

約1197万円!元金の2.1倍!(実際は借り換えをしてるのでそんな人はいないと思いますが(^^;)) 最初の10年は利息しか払ってない!
なんて話も70代以上の方々からはよく聞きました。

では今はどうでしょう?

固定金利1%で計算してみると、総返済額は

約593万円 1.19倍(変動金利はもっと安い金利もありますが変動しますので確定金額で計算します)

そして、93万円を35年で割ると一年間に
26600円の利息負担になります

例えは500万円の死亡保障の掛け捨ての生命保険
掛け金は月々1600円~2000円(30年の定期保険の場合)
年にすると20000円~24000円程度になります。

ほとんど変わりません。

何故、生命保険のお話しをしたかというと、
住宅ローンを組むという事は、団体信用生命保険などの生命保険に加入しますので、
500万円の生命保険に加入するのと同じような意味合いを持ちます。

住宅ローン=借金

と考えてしまった場合、頭金をたくさん入れた方が利息支払いが少ない分だけ「得」と考えてしまいがちです。
しかし、利息を得しても、他で同じ額の出費をしているのなら本当の意味で「得」になっていません。

だから、頭金を入れてはいけないという事ではなく、様々な要素を並列に考える癖をつけることが大切です。

写真 空間工房 用舎行蔵

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