ハウスインフォ・スタッフブログ

『時代によって変化する「ふつう」』

time 2016/11/24

家づくり、特に工事管理をしていると住宅建築における
「一般的」も時代によって変化するなと痛感します。

例えば
木製建具
現代の「一般的」な住宅の木製建具を決定する流れは

建具メーカーを決める→シリーズを決める→デザイン・色を決める→サイズを決め発注→
大工さんがプラモデル組み立てる様に取り付け→完了

この流れしか知らない現場監督も少なくありません。
そして、こういった監督は建具をオーダーで作る手順がわかりません。

昔はオーダーが「一般的」で既製品というものがありませんでした。
既製品の良さも確かにあります。
しかし、オーダー建具の作り方ぐらいは知っていてほしいですね。

「大工さん、ここは戸襖なんで溝はサンブシチじゃなくてシブシチに突いといてください」
なんて会話は若い監督さんにはできないんでしょうね。

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★写真★ 物件№338 阿成の家
モダンな玄関に格子の建具を利用することで「和」を演出しています。
設計 和田修二環境建築工房
プロデュース ハウスインフォ

小冊子『失敗しないデザイナー住宅の建て方とは』
家づくりの前には一度読んでみるといいですね。

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