2019/08/24
前回のブログで金融機関のスタッフはなぜ変動金利を勧めるのかというお話を書きました。
では「住宅のプロ」はなぜ変動金利を勧めるのか?
これに関してはマイホームを購入する人にも少し原因があります。
みなさんはマイホームの相談をする時にこんな風に相談していませんか?
「住宅ローンの支払いが10万円以下になるようにしたい。」
もしくは
「今の家賃が8万円なのでそれ以下にしたい。」
もし、あなたが営業スタッフなら上記のように相談されたらしたの二つの選択肢のうちどちらを勧めますか?
A 借り入れ3600万円
変動金利 0.875% 35年返済
返済額 99540円
B 借り入れ2950万円
固定金利 2.1%
返済額 99244円
売り上げに対して営業成績が決まるとしたら迷わず「A」ですね。
しかし、お客さんにメリットはあるのでしょうか?
お金のプロ?と住宅のプロ?(1)でお話したように今の低金利時代にマイホームの購入をギャンブルにしないのであれば固定金利で組むのが正解です。
自分たちで最初に予算の枠をしっかり決め、その枠を最大限に使って家づくりをするのがいい家づくりだと私は思います。
あなたは営業スタッフの営業成績の為にマイホームをギャンブル化していいですか?
あなたが頼りになる「住宅のプロ」だと思っている人の真実は営業成績に追われる「住宅販売のプロ」なんです。
では何故こんな事になるのでしょうか?
それにはとても判りやすい理由があります。
それは次回「お金のプロ?と住宅のプロ?」最終回でお話します。
最終回へつづく・・・
2011年完成 姫路市豊富町の家 (学習塾併設住宅)
福永義正