ハウスインフォ・スタッフブログ

設計監理費用 その4

time 2007/06/03

その3の続き・・
今日は設計監理費用に含まれる仕事の一つ、「見積徴収事務への協力と見積書内容の検討 」といわれる業務について。この業務は簡単にいうと、工務店の見積りを査定して工事金額の調整をすることです。これは監理業務の一環なのですが、かなり大切な仕事です。この業務を無くして設計監理は成立しないと言っても過言ではありません。実際の仕事の内容なのですが、建築家の設計する建物を見積りしてもらうと、大体予想より高く見積られます。これは設計図面が多い為、工事する側も慎重になるからだと思います。しかし、これをしっかり査定した上で、建築家が値段交渉をすると、ある程度目標金額が見てきます。それでも目標金額に届かない場合は、まず、中止する減額ではなく、素材の変更(素材には同じような素材でも沢山種類があり、工務店の仕入れ先によって、例えば同じ珪藻土でもメーカーが変わればコストが下がる場合があります)や工事方法の変更などで、お客さんの思いはそのままで、専門的な所で工事金額の調整を行います。まだまだ工事金額の調整については様々な方法があるのですが、これには専門知識が無くては絶対に出来ません。あくまで「工事金額の調整」であって、「値引き交渉」とは別の作業です。実際はこの作業で工事金額が10%前後変わることはざらにあります。最初に「かなり大切な仕事です。」と書いたのはこの仕事が設計監理費用全額に相当するぐらいの価値があるからです。  To be continued・・・

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